iPhoneなんだけど、なんかいい方法ないの?
ええ、ありますよ。スマホ1台で2回線化する方法が。
この記事でわかること
- スマホ1台で2回線使い分けるにはどうすればいいか
- 月額利用料はどれくらいになるのか
- どれくらいの期間で使えるようになるのか
先日、うちの嫁(よめさま)が分割支払4ヶ月目ののiPhone 11proにeSIMでデータ通信を格安化。
スマホ1台で2回線化していて、契約して30分後にeSIMの回線を開通できていたのですごいなと思いました。
そーいや、昨日よめさまがやったiPhoneのデュアルSIM化(2回線化)
↓
1日使ってサクサク使えた模様・auのパケ1ミリも減らず
・屋外Youtubeサクサク
・室内はWiFiに自動切り替えだったらしい
なお、友達にmineoできるか聞かれたけど、マイネオはeSIM取り扱ってないからできないのでご注意 https://t.co/xbtv5dmmww
— まんまる♂@スマホ研究中 (@webgrashi) January 27, 2020
今の所、問題なく快適に使えているようです。
スマホ1台で2回線化する方法はデュアルSIM対応の端末が必要ですが、さらに「eSIM」が使えるスマホ端末だとSIMを刺さずとも2回線使えるようにできるので便利。
最近は楽天モバイルからもeSIM回線が提供されるようになり、利用する人も増えてるようです。
eSIMを使うには「eSIM」が使える端末が必要ですが、最新のiPhoneは“eSIM”機能が最初から搭載されているので、eSIM回線を契約できるキャリアなら主契約がdocomo・au・softbankでもサブ回線として格安のできます。
このiPhone型番ならeSIMつかえるよ
- iPhone 11
- iPhone 11 Pro
- iPhone 11 Pro MAX
- iPhone SE(第2世代)
- iPhone XS
- iPhone XS Max
- iPhone XR
- Google Pixel 4
- Google Pixel 4 XL
上記のiPhone・Google Pixcelシリーズなら、SIMロック解除できればdocomo・au・Softbankで買ったiPhoneでもeSIM使って1台で2回線化できます。
以降、詳しくまとめておきます。
eSIM回線を提供している業者
eSIMとはスマホの内部にSIMを内蔵した「Embedded SIM(埋込み型SIM)」のことで、物理的なSIMが存在しません。
その代わり、業者から発行されたQRコードをカメラで読むと、iPhoneのeSIMに回線情報が書き込まれ、使えるようになります。
2020年現在、eSIMを提供しているのは以下の通り。
業者名 | |
日本国内 | IIJmio |
海外 | GigSky MTX Connect Truphone Ubigi他、各国の業者はApple公式HPに掲載されています。 →こちら |
eSIMというと基本は海外でデュアルSIM(eSIM)が使うといったイメージですが、国内では IIJmio と楽天モバイルがeSIM回線を提供しています。
第4キャリアの楽天モバイルがeSIM回線を提供しているのでこれからiPhoneを2回線化する人も増えそうですね。
(これ以外にGalaxy S20もeSIM対応しているので使えますね)
なおeSIMを使えるようにするには、iPhoneの機種以外にSIMロック解除されていることが条件。
ですからこちらの条件をクリアしなきゃいけなきってことですね。
- iPhone 11/XR/XSシリーズ
- 購入から101日以上経ってる(SIMロック解除されてるiPhone)
- 格安SIM業者がeSIMを扱っている
eSIMはSIMカード自体がなく、QRコードをカメラで読み取ると勝手に回線が繋がるすごいSIM。
モノ自体はないため、mineoや楽天モバイルなどの格安SIMは使えません。
スマホ1台に2回線を登録する手順は?
デュアルSIMの場合、スマホに2回線を開通させる手順は以下の3ステップです。(カンタン)
- 使う2回線を契約する
- SIMが届いたら、スマホのSIMスロットを開けて差し込む
- 契約した回線のマニュアルに従い、開通作業を行う
※後述しますが、日本版iPhoneの場合はeSIMといってSIMスロットを開ける必要がないSIMを使うのでSTEP2は「QRコードを読み取る」という作業になります。
なおスマホを2回線化する場合、スマホのSIMスロットと契約回線のSIM形状が合えばどの回線でも使うことができます。
スマホ1台で2回線使えるようにできる機種
スマホの2回線化ですが、どのスマホでもできるわけではなく「デュアルSIM」が使えるスマホ端末が必要です。
デュアルSIM対応端末とは、具体的には以下のどちらかに当てはまるスマホになります。
- 物理的に2枚のSIMスロットがあるスマホ
- eSIMに対応しているスマホ
1の物理的にSIMスロットが2つあるスマホは、多くのSIMフリー版Android+海外版iPhoneです。
2のeSIM対応スマホはiPhone XR、XS、iPhone 11シリーズです。
デュアルSIM機能がついているスマホ
最近のAndroid、iPhoneでデュアルSIM対応端末を表にしておきます。
右にスライドできます
機種名 | SIMスロット 挿せる物理SIMの数 |
eSIM |
---|---|---|
(SIMフリー版) |
○ 2スロット |
× |
HUAWEI P20 シリーズ HUAWEI P30 シリーズ (SIMフリー版) |
○ 2スロット nano SIM |
× |
OPPO Reno A 他OPPOシリーズ |
○ 2スロット nano SIM |
× |
iPhone 11 / 11pro / 11pro Max |
× | ○ eSIM |
これ以外にも幾つかメーカーはあるので、見つけたら追加していきます。
海外メーカーのAndroidスマホは基本SIMフリー版であればデュアルSIMに対応していることが多いです。
iPhoneのeSIM設定手順
今日からSIMロック解除OKの嫁iPhoneが早速2回線にw
【所要時間15分】
早速SIMロック解除(その場で完了)
↓
IIJmio(みおふぉん)のeSIM申込
↓
eSIM発行(3分後にQRコードが届く)
↓
QR読んだら3秒で設定完了
↓
回線が2つに増殖
↓
それがこちら pic.twitter.com/r3dkIL8mlH— まんまる♂@スマホ研究中 (@webgrashi) January 26, 2020
※今回設定の参考にさせてもらったサイトはこちら→eSIM設定方法
iPhone(キャリア)+eSIM(IIJmio)では料金はほぼ変わらない
実際に IIJmio のeSIMを使うとそこまで料金変わりません。
通信GB | au | docomo | softbank | ||
---|---|---|---|---|---|
実質料金 | 通常のキャリア | 4GB | ¥4,480 | ¥5,148 | ¥4,480 |
7GB | ¥5,980 | ¥7,348 | ¥5,980 | ||
20GB | ¥6,500 | ¥7,348 | ¥6,980 | ||
30GB | ¥8,980 | ¥7,348 | ¥6,980 | ||
キャリア+IIJmio | 4GB | ¥5,000 | ¥5,568 | ¥4,000 | |
7GB | ¥5,000 | ¥5,568 | ¥4,000 | ||
20GB | ¥8,100 | ¥8,668 | ¥7,100 | ||
30GB | ¥10,000 | ¥10,568 | ¥9,000 |
※料金は2020年1月末料金です。割引・契約条件によって前後します。
スマホの2回線契約は、スマホ料金の節約としては効果微妙なところですが、事業用と私用の回線をスマホ1台に集約できるというメリットを考えたら料金変わらない(状況によっては少々節約できる)ので結構いいのでは?
スマホ1台に2回線契約の例
デュアルSIMを使うと2つのSIMが1つのスマホで使えるようになるので、1台のスマホで使える回線を増やすことができます。
ウチでやった設定はこちら。
IIJmioのeSIM
6GB/月:1520円
↓
設定以下
・電話回線:au
・データ通信:IIJmio
・テザリング先:IIJmioと設定
これでauのデータ使用料1GB以下に抑えれば、これまでと同じ料金で月4GB→7GBまで使える計算
もちろんデータ通信はいつでもワンタッチでauに切り替え可能
なんか都合良すぎて…😂 pic.twitter.com/L9I2pBgpcI
— まんまる♂@スマホ研究中 (@webgrashi) January 26, 2020
それ以外にもスマホ2回線にすると様々な使い方ができますが、例を上げるとこんな感じ。
- 大手キャリア+格安SIM
- 電話用格安SIM+データ通信用格安SIM
- 普段遣いのSIM+海外渡航先のSIM
故に、スマホ1台で2回線使うことも可能ですし、2回線のウチの1つを格安SIMにして通信量を抑えることもできます。
カメラがめちゃくちゃいいiPhoneを2台も買わなくても、OK。
つまり、メルカリに出品したりハンドメイド売ったりしている方も、1台のiPhoneでプライベート用・仕事用と2回線のSIMが使えるので1台のiPhoneで事業経費の回線も一緒に使えて超便利です。
- 1社目:docomo・au・softbank(私用)
- 2社目:格安SIM(事業用)
という使い分けが可能です。
デュアルSIMなら今の回線の解約は不要=メリット
1台のスマホで2回線使う目的は人それぞれですが、使い慣れたスマホで幾つかの回線を使い分けられるのはメリットです。
また契約の際のメリットとしては、デュアルSIMで2回線化する際は、従来の契約回線を解約しないので電話・ネットが繋げなくなることがないのはメリットです。
もしウチと同じような状況で当てはまる人がいたら、ぜひやってみてくださいね~!
デメリットは機種変更やiPhoneを初期化するとeSIMの再発行が必要
なお、eSIMのデメリットは、スマホデータを初期化したり機種変更した場合にeSIMの再発行が必要になることです。
物理的なSIMなら差し替えれば良いのですが、eSIMの場合、データを一度登録すると再登録ができなくなります。
eSIMの再発行手数料はキャリアによって異なります。(キャンペーンで再発行手数料が割引になっていることもあります)
IIJmioの場合は手数料3000円+再発行料300円だったけどキャンペーンで値引きされました
気軽にSIMの差し替えができないのがeSIMの欠点ですね。
【注意】IIJmio回線でテザリングを使う場合は設定が必要
IIJmio回線でテザリングして出先でPCをつなげたいときがあると思うのですが、eSIM登録しただけでなくこちらの設定をしないといけません。
モバイルデータ通信の設定でAPNの設定をすれば問題なく使えます。